2014年 07月 31日
インド古典音楽会 〜歌とサーランギーの世界〜 @カフェ・ノマド(淡路島ノマド村)
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日時: 2014年8月17日(日)
場所: 淡路島 ノマド村
時間: オープン 18:00
: スタート 18:30
料金: 2500円(中学生以下は無料)
★出演
ナカガワユウジ(サーランギー)
2005年よりインドのムンバイーにて声楽家・サーランギー奏者であるドゥルバ・ゴーシュ氏よりインド古典音楽をサーランギーにて教わり始める。
2009年にインド政府よりICCR奨学金を得る。
普段はインド、マハラシュートラ州のムンバイー在住。現在一時帰国中。
現在までムンバイーをはじめ、チェンナイ、ワーラーナシー、アーグラー、ダルワド、プシュカールなど、インド各地でソロ公演や声楽の伴奏などを行う。
http://yujisarangi.com/
根岸フミエ(ヴォーカル)
2005年から北インド古典声楽家、プラバー・アトレ女史に声楽を師事、本格的に北インド古典声楽を学び始める。
以降、インド・ムンバイーに定期的に訪れ、修練を重ねる。
http://ragagland.blogspot.jp/p/profile.html
中尾幸介(タブラー)
1984年大阪市に生まれる。2004年アジアを放浪中、インドの打楽器タブラーに出会う。
2007年よりインド・コルカタにて、天才的なリズム感欠くと知識を兼ね備えたタブラー奏者ビプロップ・バッタチャリヤ氏から学び始める。
日本とインドを行き来しながらタブラー漬けの毎日を送り、印度音楽を始め様々なアーティストと活動中。
現在京都府宇治市在住。
★楽器の説明
【サーランギー】
サーランギーは北インドの古典音楽で使用される弓奏楽器の一つです。もともとは古典声楽の伴奏楽器、または舞踊の伴奏楽器として使用されていましたが近年になり、独奏楽器としても使用されるようになりました。一般に古典音楽で演奏されるサーランギーはガットと呼ばれるヤギの腸を材料にしてつくられる主奏弦が3本と、その他金属製の共鳴弦が35-38本あります。そして馬の毛またはナイロンが張られた弓で演奏されます。演奏方法は右手で弓を操り、左手の指の爪、または爪の上の甘皮の部分を主奏弦の横に当てて音を出します。インドの楽器の中では、最も人間の声に近い楽器と言われ、繊細で微妙な表現の可能な、演奏するのが非常に困難と言われている楽器でもあります。
【タブラー】
タブラーは胴が木できた高音担当のタブラーと、胴が銅や真鍮などの金属でできた低音担当のバーヤという2種類の太鼓を指や手のひらを駆使して演奏する楽器です。
皮はヤギ革であり、高音のタブラーは中央に、低音のバーヤは中央よりやや前側に、鉄粉を穀物の粉などと練りこんだ、スヤヒーと呼ばれる黒いものが塗られています。これにより倍音を発生できることがタブラーの大きな特徴です。
タブラーにはボールという独自の言語があります。Dha,Ge,Na,KeTu,Na,Dhi,Tiなど一つ一つの音に名前があり、その組み合わせで無数のフレーズを作ることができ、複雑で多彩な表現が可能です。
★ラーガとターラ
北インド古典音楽の中で、旋律奏者が演奏する、旋律の細かな音列、表現方法をラーガと言います。その数は無数で現在も新たに作られており、それぞれのラーガには、旋法のほか、演奏されるべき時間、季節、込めるべき情感などが決められていて、それらを師から口承で受け継ぎ、即興で演奏されます。伴奏者はターラと呼ばれるリズムサイクルのルールを持ち、ラーガ奏者とともにそのルールに乗っ取りながら複雑なリズムパターンを即興で演奏します。
by nomadomura
| 2014-07-31 11:58